アメリカの球場はオフシーズンでも楽しめる!サンディエゴのペトコ・パーク球場見学ツアーに行ってきました

冬場は大リーグのシーズンは終わっていますが、そんなオフシーズンでも「球場見学ツアー」を毎日開催しています。 2015年の年末、サンディエゴを本拠にする「サンディエゴ・パドレス」の本拠地「ペトコ・スタジアム」を訪れました。 参加した「Petco Park Tour」では、ベンチや選手ロッカールームやブルペン、練習場、更にはVIP観戦ルームや報道席、色々な観戦席と、普段見られない球場の裏側の殆どを見せてもらえます。球場の歴史や建設時の話などツアーガイドの話は面白く、大リーグに詳しくなくても十分に楽しめました。 チケットはオンラインで購入できますが、ボックスオフィスでの購入も可能です。1ツアーで10-15人位の参加者とのことなので、観光のついでに気楽に参加できます。 ツアーは1時間以上でかなり長いです。冬場は寒いので上着等はお忘れなく。 写真撮り放題!ベンチに座ったり、バッターボックスに立ったりと楽しみました。

南カリフォルニア、立春のビーチ

2016年2月13日。南カリフォルニア、ニューポートビーチ市のバルボア半島の先にあるビーチにて。 暦の上では立春。確かに春らしく、この日の気温は25度と穏やかな天気でした。しかし、海水はめちゃくちゃ冷たい!それでも海で遊ぶ若者たち。若いなぁ。 カメラ的な話 「Panasonic Lumix GX8」「LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8」の組み合わせ。ビーチの風景撮影には相性の良い組み合わせです。薄雲がかかっており光が少し柔らかになる絶好のコンディションでした。太陽の光を潰さないよう少し暗め(−1EV)で撮影し、人々はシルエットになるように調整しました。 現像はホワイトバランスとカラー調整。少し黄色が強くなる仕上がりにしてみました。

マイクロフォーサーズ「Panasonic LUMIX GX8」、星空撮影には向いているのか?長時間露光時のノイズを検証してみた

「Panasonic LUMIX GX8」は新たな機能として「星空AF」が搭載されました。これは星のような小さな光に対してもピンポイントでピントが合うという機能です。このような機能が搭載されているということは当然星空の撮影でも大丈夫ですよという自信の表れ。早速、長時間露光の性能を確認してみました。 長時間露光とは 星空の光は弱く、写真で捉えるためにはシャッタースピードを極端に遅くする必要があります。イメージとしてはシャッターを切る「カシャ」という普通の音が「カッーーーーーーーシャ」となり長時間シャッターが開きっぱなし(露光したまま)になります。これが長時間露光です。 長時間露光では様々な要因で写真にノイズが乗りやすくなります。以前「OLYMPUS OM-D E-M1」と「Panasonic LUMIX GH3」で比較しましたが明らかな違いがありました。 OLYMPUS OM-D E-M1 長時間露光はノイズが多すぎる!? 2015年2月7日camera Panasonic LUMIX GX8 検証 前回同様、レンズを外してボディキャップを装着。星空撮影をするシチュエーションに似せて、露光時間15秒に固定し、ISOは800、1600、3200、6400(新)と変化させました。さらに長時間ノイズ低減機能のON/OFFを切替、計8パターンを撮影、RAW画像で保存しました。Lightroomで露光量+1の調整のみを行いフルサイズでJPEGに現像、その後、600x600ピクセルで切り取って並べてみました。 完全に真っ黒な写真になればなるほど優秀と評価できると思います。比較のために以前検証した「Panasonic LUMIX LUMIX GH3」も掲載しています。 1. LUMIX GX8、長時間ノイズ低減OFF ISO1600までは、ほぼノイズはありません。ISO3200でも問題ありません。ISO6400になると流石にノイズが目立ちますがそれでも等倍で見なければ許容できるかもしれません。 全般的にGH3と同性能ですので、長時間ノイズ低減機能をOFFにして星空撮影をしても問題なさそうです。理想的な結果です。 ISO 800 ISO1600 ISO 3200 ISO 6400 2. LUMIX GH3、長時間ノイズ低減OFF ISO 800 ISO 1600 ISO 3200 3. LUMIX GX8、長時間ノイズ低減ON 長時間ノイズ低減機能はGH3と同様の処理のされ方です。自然な処理といえるでしょう。 ISO 800 ISO 1600 ISO 3200 ISO 6400 4. LUMIX GH3、長時間ノイズ低減ON ...

雪化粧したザイオンの赤い岩峰

ザイオン国立公園、ペイジ、2016年真冬の旅、旅程の紹介

毎年恒例になってきた新年の真冬の大自然巡り。今年は昨年よりは楽なところに行こうということで、以前に行ったことがあるところを再訪しました。ラスベガス郊外のレッドロック・キャニオンとザイオン国立公園、そしてアンテロープキャニオンのあるペイジが最終目的地となります。ラスベガスを出発し、最終的にはロサンゼルス地区にある自宅までの車での旅となりました。日程は2泊3日、総走行距離は1250マイル(約2000km)。去年に比べてもあまり楽にはなりませんでした・・・。 一番心配だったのが天気。ザイオン国立公園周辺が出発前日まで猛烈な冬の嵐が襲っており(この時ロサンゼルス地区は激しい雨)積雪及び凍結が酷いとの情報を得ていて、一時は全ホテルのキャンセルを考えました。結局時すでに遅く、ホテルをキャンセルしても全く返金されないタイミングだったので行けるところまで行ってみようと出発。出発日には嵐が通り過ぎて天候も良くなり、車のチェーンもつけることなく行くことができました。 ザイオン国立公園ではかなりのトレイルで途中で通行止め。下の写真「Weeping Rock Trail」は完全に凍結していました。 このときのザイオンの見どころやトレイルは、テーマ別に詳しくまとめています。あわせてどうぞ。 ザイオン国立公園 完全ガイド|赤い断崖の渓谷を歩く 2014年11月30日national-parks 凍結したトレイル 旅程の紹介 1日目(移動、レッドロックキャニオン、ザイオン国立公園) 昼、ラスベガスを出発 ラスベガス郊外にあるレッドロック・キャニオンに立ち寄る ザイオン国立公園へ到着(2.5時間で到着、250km走行) 心配していた道路への積雪は無し ザイオン国立公園、川沿いのトレイル「Pa’rus Trail」で夕焼けを時を楽しむ Pioneer Lodge で宿泊 ホテルからわずか10分の公園入り口付近で綺麗な星空を体験 2日目(ザイオン国立公園、移動) ザイオン国立公園、雪景色のトレイル「Lower Emerald Pool Trail」「Weeping Rock Trail」「Riverside Walk」を楽しむ ペイジに向けて出発 途中、ビッグホーンシープの群れに遭遇! ついでにバッファローの牧場へ ペイジに到着(3時間で到着、170km走行) Best Western Plus At Lake Powell で宿泊 立派なビッグホーンシープ ペイジへの道中で立ち寄ったバッファロー牧場 3日目(アンテロープキャニオン、ペイジ周辺、移動) パウエル湖を望む「Wahweap Overlook」で朝日を狙うも残念ながら天候悪し アッパー・アンテロープキャニオンのフォトツアーに参加 他の参加者が全員キャンセルしたのでガイドと二人きり!VIP待遇を受ける ロウワー・アンテロープキャニオンのレギュラーツアーに参加 あまり名の知られていないエリンギみたいな岩のあるポイント「Stud Horse Point」を目指す 途中、ジープタイプの車高の高い車でないとたどり着けないと判断して断念。インプレッサでは柔らかい赤土の道の細かな土に車輪を取られてスタックする! 代わりにホースシューベンドで夕日を望む 綺麗でした 自宅に向けて出発 既に夜6時、深夜に到着を覚悟する 自宅へ到着(9時間半、880km走行) 流石に深夜の走行は辛く、途中1時間仮眠。朝4時に到着 全行程を地図にしてみました 実際に宿泊した施設 1月は雪も降るということでオフシーズンなため宿はどこも安く取れました。ハイシーズンの半額以下です。 1泊目:Pioneer Lodge(現 Petty Ranch Inn) 公園内にある「Zion Lodge」は高すぎたのでこちらにお世話になりました。宿の親父さんが親切で色々と教えてもらいました。宿は綺麗で設備も文句なしでした。1泊1部屋$70。 ...

雪と日差しに照らされた冬のザイオン渓谷

冬のザイオンで歩いたトレイル|エメラルドプール・ウィーピングロック・リバーサイドウォーク・パールース

2016年1月、真冬のザイオンを再訪しました。出発前日まで猛烈な冬の嵐が周辺を襲い、積雪・凍結でホテルのキャンセルも考えたほど。幸い当日は嵐が抜けて天候が回復し、チェーンなしでたどり着けました。雪を纏った赤い岩壁は、また格別の美しさです。 ここでは、冬に実際に歩いた比較的やさしいトレイルを紹介します。雪道・凍結区間があるので、滑り止め(アイゼン)と防水の靴があると安心です(装備は旅の準備の記事へ)。 冬はトレイルの一部が積雪・凍結で通行止めになります。下の写真のように完全に凍結している区間もありました。最新の開通状況は公式で確認してください。 パールース・トレイル(Pa’rus Trail)で夕焼け 公園に着いた初日の夕方に歩いたのが、ビジター・センター付近からヴァージン川沿いに延びるパールース・トレイル。舗装された平坦な道で、自転車やペット(リード)もOK。シャトルに乗らずに歩けます。 川沿いから赤い岩壁を見上げる開けた眺めで、夕焼けの時間帯は岩肌がオレンジ色に染まって特に綺麗。のんびり散歩するのにぴったりのトレイルです。 夕方の斜光で赤く染まる岩山 ロウアー・エメラルドプール・トレイル(Lower Emerald Pool Trail) ザイオン・ロッジから出発する、往復約2km・なだらかで歩きやすい人気トレイル。岩壁から水が流れ落ちる「エメラルドプール」へ向かいます。冬は流れ落ちる水が凍りかけ、無数のつららになって独特の景色になっていました。通年で歩ける手軽なコースです。 流れ落ちる水が凍ってつららに ウィーピングロック・トレイル(Weeping Rock Trail) 往復約0.6km・短いながら急な舗装路を登ると、岩のくぼみから水がしたたり落ちる「泣いている岩」に到着します。訪れた冬は、このトレイルが完全に凍結していて、足元はツルツルでした。 完全に凍結したトレイル なお、ウィーピングロック・トレイルは2023年の落石で長く閉鎖されていましたが、2025年9月に再開しました。ただし、この先の Hidden Canyon や Observation Point(East Rim 経由)へ続くトレイルは引き続き閉鎖中です。 リバーサイドウォーク(Riverside Walk) シャトルの終点シナワバ寺院(Temple of Sinawava)から、ヴァージン川沿いを奥へ進む往復約3.5km・1時間半ほどのなだらかなトレイル。終点はナローズ(The Narrows)の入り口です。雪の渓谷を見ながらの川沿い歩きは、夏とはまた違う静けさがありました(このトレイルとシナワバ寺院は渓谷の見どころでも紹介しています)。 雪をまとった静かな冬の渓谷 関連記事 ザイオン国立公園、ペイジ、2016年真冬の旅、旅程の紹介 2016年2月 キャニオン・オーバールックとグレート・アーチ|ザイオン東部の見どころ 2014年12月 ザイオン渓谷の見どころ|大白王座・シナワバ寺院・リバーサイドウォーク 2014年12月 ザイオン国立公園の行き方・入園料・シャトル・宿泊 2014年11月 ザイオン国立公園 完全ガイド|赤い断崖の渓谷を歩く 2014年11月 グランド・サークル、2012年秋の旅、旅程の紹介 2014年11月

クリスマス直後のサンディエゴの夜景

2015年の年末に撮ったサンディエゴの夜景。クリスマスが終わって間もないころだったので街の明かりに普段は見ない赤や緑が混ざっていました。 カメラ的な話 「Panasonic Lumix GX8」と標準レンズの「Lumix G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6」の組み合わせ。サンディエゴ国際空港にほど近い「Harbor Island」から撮影。

Teddy Bear Cholla

Cholla Cactus Gardenで拝んだ、2016年の初日の出

アメリカ西海岸には、海に沈む素晴らしい夕日を見られるスポットがたくさんありますが、海から日が昇ってくるスポットはなかなかありません。そこで国立公園で初日の出を拝もうと思い立ち、一番近いジョシュア・ツリーへ出かけました。 深夜のジョシュア・ツリー国立公園 深夜1時に自宅を出発し、2時間で公園に到着。途中のフリーウェイは元日の深夜ということもあり、それなりの数の車を見かけましたが、国立公園に入ると途端に走っている車を見かけなくなりました。 ジョシュア・ツリーは街の光が届きにくい非常に暗い場所で、星空観察には好条件です。この時は月が昇っていたためそれほど多くの星は見えませんでしたが、逆に月光に照らされた岩山や木々を見ることができました。 月光に照らされた深夜の公園 この時、気温はマイナス5度。この寒さの中、訪れる人は少ないだろうと思っていたところ、驚くことにすべてのキャンプ場が満員でした。150台以上のキャパシティはあるはずなのですが……アメリカにも初日の出を拝む文化があるのか、単に正月休みでキャンプを楽しんでいるだけなのかはわからずじまいでした。 Cholla Cactus Gardenで日の出を待つ 以前、レンジャーに教えてもらった綺麗な朝日が見えるポイントは2つ。ひとつはKeys View。ただしこちらは山の上にあり、確かに視界はいいのですが風が強く、寒さも一段と厳しくなります。そこでもう一つのCholla Cactus Gardenに行くことにしました。初めて訪れる場所で、公園入口から50kmほど離れた一番遠いエリアまで車を走らせました。 Cholla Cactus Gardenのマップ(NPS公式サイトより) 外部サイト Googleマップで見る(Cholla Cactus Garden)www.google.com/maps/search/ 到着し周囲を見渡すと、確かにサボテンだらけ。しかもこのサボテン、刺さるとかなり痛いです。生えているだけでなく、地面にもボール状のサボテンが転がっているので注意が必要です(毒はありません)。 地面には小さなサボテンが転がっています。強力にトゲトゲなので絶対に触ってはいけません。ジーンズやトレイルシューズも簡単に貫通してきます 現地に着いたのは朝4時ごろ。日の出1時間前、朝5時30分の気温はマイナス9度!完全防寒で訪れてよかったと心底思いました。手袋をしていても指先が冷えます。 4時ごろ到着した時の星空 6時20分、Cholla Cactus Gardenで最初の一枚。西側の空がだんだん明るくなってきました。周囲には無数のサボテンが生えています。 6:20、Cholla Cactus Gardenで最初のショット 綺麗な朝焼け 面白いことに、日が昇ってくる方角とは反対側の山肌が、朝焼けの光を浴びて不思議な赤色に染まっていました。 日が昇る反対側の山が、光を浴びて不思議な色に染まっていました ...

グランド・ビュー・ポイントの大パノラマ

キャニオンランズの絶景展望台|グリーン・リバー・オーバールックとグランド・ビュー・ポイント

メサ・アーチの朝日を堪能したあとは、アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)の台地の上の道をさらに南へ。グリーン・リバー・オーバールックと、道の突き当たりにあるグランド・ビュー・ポイントという、2つの大展望台を訪れました。どちらも駐車場から歩いてすぐ、車椅子やベビーカーでも近づける手軽さで、息をのむ大パノラマが広がります。 キャニオンランズ メサ・アーチの朝日|生涯忘れられない夜明けの記録 2015年12月31日national-parks グリーン・リバー・オーバールック(Green River Overlook) その名のとおり、はるか眼下を蛇行するグリーン・リバーと、川が削り出した広大なソーダ・スプリングス盆地、そして一段下に伸びる白い岩棚ホワイト・リムを見渡せる展望台です。駐車場(ウィロー・フラット・キャンプ場の近く)から平坦な道を少し歩くだけ。何層にも重なる台地と、深く刻まれた峡谷のスケールに圧倒されます。 眼下に蛇行する峡谷。黄色いラビットブラッシュ越しに見下ろす 切り立った岩棚の上に、まだ月が残っていました グランド・ビュー・ポイント(Grand View Point) アイランド・イン・ザ・スカイのいちばん南、道の突き当たりにある展望台。標識にあるとおり標高は6,080フィート(約1,850m)。その名(=雄大な眺め)に恥じない、台地の先端から270度に広がる大パノラマが待っています。 「Grand View Point Elev. 6080 FT」の標識 眼下には、コロラド川が刻んだ峡谷、白い岩棚のホワイト・リム、無数の尖塔が並ぶモニュメント盆地。遠くにはニードルズ地区やラ・サル山脈まで見渡せます。 台地の先端から270度に開ける大パノラマ 展望台からは、先端の岬まで続くグランド・ビュー・ポイント・トレイル(往復約3km・ほぼ平坦な尾根道)も歩けます。突端まで進むと、足元の左右が断崖の、まさに「天空の島」を実感できる眺めです。 幾重にも重なる峡谷。雲がかかると、いっそう神秘的 ⚠️ 2026年夏の閉鎖情報:グランド・ビュー・ポイントは駐車場拡張工事のため、2026年7月27日〜10月1日の平日(月曜6時〜木曜16時)が閉鎖されます(週末は開放)。展望台・トレイル・周辺道路が対象です。平日に計画している方はご注意を(詳細は行き方の記事へ)。 足元にも、冬ならではの風景 大パノラマばかりに目が行きますが、足元の高原にも見どころが。雪をかぶった赤土、ねじれた古いジュニパー(ビャクシン)の木、霜のついた倒木——冬の澄んだ光の中で、どれもいい表情をしていました。 雪をかぶった赤土と、昼の月 霜をまとった倒木のジュニパー 厳しい環境で生き抜く、ジュニパーの造形 まとめ メサ・アーチの感動の朝日に続いて、グリーン・リバー・オーバールックとグランド・ビュー・ポイントへ。どちらも手軽に行けて、スケールは桁外れ。アイランド・イン・ザ・スカイを訪れたら、ぜひこの2つの展望台もセットでどうぞ。 関連記事 知って面白いキャニオンランズの豆知識|Windows 7の壁紙・3つの世界・ウラン採掘の道 2026年6月 キャニオンランズ メサ・アーチの朝日|生涯忘れられない夜明けの記録 2015年12月 キャニオンランズ国立公園への行き方・入園料・宿泊|モアブを拠点に 2015年12月 キャニオンランズ国立公園 完全ガイド|3つの地区とメサ・アーチの朝日 2015年12月 アーチーズ、キャニオンランズ、ブライスキャニオン国立公園、2015年真冬の旅、旅程の紹介 2015年2月

メサ・アーチ越しに昇る朝日

キャニオンランズ メサ・アーチの朝日|生涯忘れられない夜明けの記録

キャニオンランズ国立公園を訪れた目的は、ただ一つ。メサ・アーチ(Mesa Arch)で朝日を望むこと。今回はその朝を、時間を追って紹介します。 メサ・アーチは、モアブの町からキャニオンランズ国立公園に入り、最寄りの駐車場まで約45分。そこから簡単なループトレイルを15分ほど歩いたところにあります。 朝5時、ホテル出発 日の出の2時間ほど前には現場に着いておきたくて、ホテルを朝5時に出発。真っ暗な国立公園を走りました。途中、対向車は一台も見かけなかったのに、駐車場にはすでに車が止まっていました。まだ6時、日の出まで1時間半もあるのに——。 月明かりとヘッドライトを頼りに、雪と氷の残るトレイルを15分ほど歩いてメサ・アーチに着くと、2人の先客がすでに三脚を立てていました。地元のカメラマンで、何度もここに通って撮影しているそう。さっそく隣に重なるように三脚を立てさせてもらいました。 どれくらい前に着くべき? 世界中から人が集まる人気の撮影スポットですが、ポイントは意外と狭く、場所取りはなかなか熾烈です。Google画像検索で「mesa arch photography」と調べると、その混みようがすぐ分かります。 目安として、冬場は日の出の1時間半前で十分。ただし夏場は気候がよくなるぶん、もっと早く行かないと良い場所は確保できないかもしれません。 6時20分、ファーストショット 準備が整って最初の一枚。空がわずかに明るみ始め、それでもまだ星が見える静寂の時間です。この日の気温はマイナス7度。無風だったのは幸いでしたが、指先から凍えてくる寒さでした。 下の写真は、前日に出会ったカメラマンに教わった方法で撮ったもの。シャッターの露光中にペンライトで岩を照らすと、アーチが綺麗に浮かび上がります。 ペンライトでアーチを照らした一枚。背後には満天の星 こちらは空が少し色づきはじめたころ。まだ星が残る、夜明け前の静かな時間です。 残る星と、色づきはじめた地平線 7時、人が集まりはじめる 7時ころには、ぽつぽつと人が増えてきました。寒空の中で夜明けを待つ猛者たちは、自然と「どこから来たの?」「どんな写真を狙ってる?」と会話が弾みます。日の出の瞬間だけを狙う地元のフォトグラファー、タイムラプス用に複数台を並べるサンフランシスコの人、ノルウェーから来たカップル——実にさまざま。 前夜にアーチーズ国立公園のデリケート・アーチで一緒だったドイツ人とイタリア人も登場。「もうこんなに人がいるのか!ちょっと寝坊した」と言いながら、彼らも隣に三脚を立てました。 7時20分。薄雲がかかって、空が明るくなってもなかなか太陽が顔を出しません。 三脚がずらりと並ぶ。寒空の中で夜明けを待つ人たち 夜明け直前。アーチの裏側が赤く灯りはじめる 7時40分、いよいよ朝日 ようやく太陽が見えはじめます。この瞬間、思わず感激の言葉がもれました。 太陽が顔を出した瞬間。アーチ越しに星形の光が差す 7時45分。周囲がオレンジ色に染まった瞬間、カメラマンたちが一斉にシャッターを切り、その音が鳴り響きました。誰かがこう呟きます。「まるで戦場だな」。本当にその通りで、チャンスは10分ほど。太陽が昇りきると、あのオレンジ色は薄れてしまいます。 アーチの裏側が燃えるようなオレンジに アーチ越しに朝日を狙うカメラマン リムに腰かけ、朝日と大地に見入る 8時30分、メサ・アーチを後に 8時30分ごろまで撮影して、トレイルを戻りました。帰り道も、雪と霜、澄み切った青空、まだ浮かぶ月——どこを切り取っても美しい朝でした。 訪れるときのコツ 到着時間:冬は日の出の1時間半前、夏はさらに早めに。狭いので場所取りは早い者勝ち。 駐車場:メサ・アーチの駐車場は小さく、朝は混みます。モアブから片道1時間+トレイル15分を逆算して出発を。 防寒:冬の明け方は氷点下。手袋や使い捨てカイロがあると、シャッターを切る指が助かります。 足元:トレイルに雪や氷が残ることがあります。滑りにくい靴で。 予約:キャニオンランズは入園予約は不要(2026年時点)。詳しくは行き方の記事へ。 まとめ メサ・アーチの朝日を時系列で紹介しました。私にとって、この夜明けは生涯忘れられない景色になりました。寒さも早起きも全部ふっとぶ、それだけの価値があります。ぜひ、みなさんも体験してみてください。 関連記事 知って面白いキャニオンランズの豆知識|Windows 7の壁紙・3つの世界・ウラン採掘の道 2026年6月 キャニオンランズの絶景展望台|グリーン・リバー・オーバールックとグランド・ビュー・ポイント 2016年1月 キャニオンランズ国立公園への行き方・入園料・宿泊|モアブを拠点に 2015年12月 キャニオンランズ国立公園 完全ガイド|3つの地区とメサ・アーチの朝日 2015年12月 アーチーズ、キャニオンランズ、ブライスキャニオン国立公園、2015年真冬の旅、旅程の紹介 2015年2月

メサ・アーチから望む朝日

キャニオンランズ国立公園への行き方・入園料・宿泊|モアブを拠点に

キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)への行き方、入園のしくみ、そして拠点になる町と宿をまとめます。有名なアーチーズ国立公園のすぐ南にあり、アーチーズとセットで巡るのが定番です。 場所・行き方 ロサンゼルスからは、ノンストップで走っても11時間弱・約1200kmとかなりの長距離。日本から向かうなら、ソルトレークシティへの直行便(約13時間)を利用し、空港からレンタカーで向かうのがいちばん近いと思います。 ソルトレークシティ国際空港からは、高速道路(I-15 S → US-6 E → I-70 E)を経由して、観光の拠点となる町モアブ(Moab)を目指すのが一般的なルート(所要約4時間10分)。道中はユタ州のダイナミックな山々から赤土の荒野へと、景色がめまぐるしく移り変わるので、運転そのものが最高のアトラクションになります。 雪の残る冬のキャニオンランズ。広大な峡谷が地平線まで広がります ロサンゼルス発の具体的な旅程は、アーチーズ・ブライスと合わせて巡った真冬の旅の記事で紹介しています(キャニオンランズを最終目的地に、3つの国立公園を周回しました)。 アーチーズ、キャニオンランズ、ブライスキャニオン国立公園、2015年真冬の旅、旅程の紹介 2015年2月17日national-parks レンタカー運転の3大注意点 長距離ドライブが前提のキャニオンランズ。現地で本当に効く、3つの注意点です。 ガソリンはモアブで満タンに:高速を降りて公園へ向かう道中も、国立公園内にも、ガソリンスタンドは一切ありません。拠点のモアブ(または手前のグリーン・リバー)で必ず満タンにしてから向かいましょう。 夜明け前・夜間の野生動物の飛び出し:メサ・アーチの朝日を狙うなら、夜明け前の真っ暗な時間に運転することになります。このあたりはシカなどが道路に飛び出してくることが非常に多いので、対向車がいないときはハイビームも活用し、スピードを落として慎重に。 電波が途切れる(オフラインマップの準備):公園に近づくにつれ、スマホの電波(4G/5G)は入らなくなります。Googleマップのオフライン地図を事前にダウンロードしておくか、カーナビ付きの車を選ぶのが鉄則です。 入園料と予約(2026年時点) 入園料は乗用車1台につき$30(7日間有効)。そのほかの料金は以下のとおりです。 入園の種類 料金 有効期間 乗用車1台 $30 7日間 バイク1台 $25 7日間 徒歩・自転車(1人) $15 7日間 地域の年間パス(東南ユタ) $55 12か月 ポイントは、キャニオンランズは入園予約(時間指定)が不要なこと。隣のアーチーズ国立公園は2022〜2025年にタイムド・エントリー予約を導入していましたが、2026年はアーチーズ・キャニオンランズともに予約不要です(公園は年ごとに方針を見直すので、最新は公式で確認を)。 それでも、人気のアーチーズが混み合うと、その流れでキャニオンランズの午前中のゲートや主要展望台も混雑しがちです。公式も早朝の到着をすすめています。 年間$55の「東南ユタ・パーク(Southeast Utah Parks)」のパスは、アーチーズとキャニオンランズの両方で使えるので、2公園を回るならお得です。 日本からの旅行者が知っておきたい2026年の変更 無料入場日(Free Entrance Days)は米国市民・居住者限定に:2026年から、無料開放日でも非居住者は通常の入園料が必要になりました。 非居住者の$100追加料金:2026年に導入された、非居住者1人$100の追加料金の対象は人気の11公園(ヨセミテ・ザイオン・ブライスなど)で、キャニオンランズもアーチーズも対象外です。ただし制度は変わりうるので、訪問前に公式で最新を確認してください。 外部サイト Canyonlands National Park (U.S. National Park Service)www.nps.gov/cany/index.htm ⚠️ 2026年夏の閉鎖情報:人気展望台グランド・ビュー・ポイントは、駐車場拡張工事(44→85台)のため、2026年7月27日〜10月1日の平日(月曜6時〜木曜16時)が完全閉鎖されます(週末は開放)。展望台・トレイル・周辺道路が対象で、平日に計画している方はルート調整が必須。アイランド・イン・ザ・スカイの他のエリアは通常どおりです。 ...

アイランド・イン・ザ・スカイの高原と広い空

キャニオンランズ国立公園 完全ガイド|3つの地区とメサ・アーチの朝日

「まだ行ったことのないアメリカの国立公園で、車で行けるところはないか」と探していたとき、National Geographic のサイトで一枚の写真に出会いました。メサ・アーチ(Mesa Arch)の朝日——これは絶対に見てみたい。それが、この旅のきっかけでした。 このページは、私が2016年の真冬に訪れた経験をもとにした、キャニオンランズ国立公園を訪れる前に知っておきたいことをまとめた総合ガイドです。 3つの地区に分かれた公園 キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)は、ユタ州東部にある国立公園。コロラド川とグリーン川に深く浸食された峡谷の、ダイナミックな風景が魅力です。 この2本の川は公園内で合流するため、公園は川と渓谷で隔てられた3つの地区に分かれ、地区どうしを園内で行き来することはできません。 アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky):約300mの高低差で下の大地と隔てられた大きな台地。端には展望台が点在し、目的地のメサ・アーチもここにあります。アクセスもよく、初めてならこの地区が中心。 ニードルズ(The Needles):カラフルな尖塔群が立ち並ぶ、トレイル向きの地区。 メイズ(The Maze):その名のとおり迷路のような最奥地。四駆と経験が必要な上級者向け。 訪れる際は、必ず公式ページで最新情報を確認してください。 外部サイト Canyonlands National Park (U.S. National Park Service)www.nps.gov/cany/index.htm 砂漠の国立公園で気をつけること 乾燥地帯のアメリカの国立公園を訪れるときに、いつも心がけたい備えです。 水は十分すぎるほど持ち込む(冬でも油断は禁物) 携帯電話は基本的に圏外(電波は届きません) 車の整備と燃料(園内にガソリンスタンドはありません) 食料・水の準備(園内に売店はありません) 寒暖差対策(砂漠は朝晩と日中の気温差が激しい) 気候(冬と夏で別世界) 私が訪れたのは1月初旬で、とにかく寒さが厳しかったです。最低気温はマイナス7度。メサ・アーチのあるアイランド・イン・ザ・スカイは標高約1,800mの高地で、積もった雪が冷たい風にさらされ、かき氷のようにシャリシャリになっていました。冬に訪れるなら本格的な防寒装備が必要です。 一方、夏は砂漠ゆえの猛暑で、最高気温は35〜38度、日によっては40度超になることも。まさに人を寄せつけない秘境です。 ...

マイクロフォーサーズ「Panasonic LUMIX GX8」に搭載されたDual I.S.対応のレンズ

2015年7月に発売されたパナソニック LUMIX GX8の手振れ補正は、「Dual I.S.」という新しい方式を採用しています。「Dual I.S.」は、レンズ内手振れ補正とカメラ内手振れ補正の両方を使って撮影時の手ブレを軽減する仕組みです。したがってレンズ及びカメラボディの両方が対応していなければなりません。 2015年10月時点で、カメラボディは「Lumix GX8」のみが対応しています。今後発売されるパナソニックのマイクロフォーサーズ機には必ず搭載されてくるだろうと予想されます。 レンズについては、随時、現行品もファームウェアアップデートで対応していくと発表されています。所有しているレンズ内手振れ補正機能つきのレンズは全て対応されるようなので楽しみに待ちます。 対応済みレンズ 2015年12月8日対応 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-ES045:Ver1.1) LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS12032:Ver1.1) LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS35100:Ver1.1) LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(H-FS45150:Ver1.2) LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.(H-HS043:Ver1.1) 2015年8月18日対応 LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S.(H-HS12035:Ver1.3) LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-5.6 II ASPH. / MEGA O.I.S(H-FS1442A:Ver1.1) LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.(H-FS14140:Ver1.1) LUMIX G X VARIO 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S.(H-HS35100:Ver1.3) LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-HS030:Ver1.1) LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.(H-NS043:Ver1.2) 対応予定レンズ LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S. LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. 対応済み、対応予定所有レンズ 所有レンズでレビュー済みのものをピックアップしました。 ...