アメリカ西海岸には、海に沈む素晴らしい夕日を見られるスポットがたくさんありますが、海から日が昇ってくるスポットはなかなかありません。そこで国立公園で初日の出を拝もうと思い立ち、一番近いジョシュア・ツリーへ出かけました。
深夜のジョシュア・ツリー国立公園
深夜1時に自宅を出発し、2時間で公園に到着。途中のフリーウェイは元日の深夜ということもあり、それなりの数の車を見かけましたが、国立公園に入ると途端に走っている車を見かけなくなりました。
ジョシュア・ツリーは街の光が届きにくい非常に暗い場所で、星空観察には好条件です。この時は月が昇っていたためそれほど多くの星は見えませんでしたが、逆に月光に照らされた岩山や木々を見ることができました。

月光に照らされた深夜の公園
この時、気温はマイナス5度。この寒さの中、訪れる人は少ないだろうと思っていたところ、驚くことにすべてのキャンプ場が満員でした。150台以上のキャパシティはあるはずなのですが……アメリカにも初日の出を拝む文化があるのか、単に正月休みでキャンプを楽しんでいるだけなのかはわからずじまいでした。
Cholla Cactus Gardenで日の出を待つ
以前、レンジャーに教えてもらった綺麗な朝日が見えるポイントは2つ。ひとつはKeys View。ただしこちらは山の上にあり、確かに視界はいいのですが風が強く、寒さも一段と厳しくなります。そこでもう一つのCholla Cactus Gardenに行くことにしました。初めて訪れる場所で、公園入口から50kmほど離れた一番遠いエリアまで車を走らせました。

Cholla Cactus Gardenのマップ(NPS公式サイトより)
到着し周囲を見渡すと、確かにサボテンだらけ。しかもこのサボテン、刺さるとかなり痛いです。生えているだけでなく、地面にもボール状のサボテンが転がっているので注意が必要です(毒はありません)。

地面には小さなサボテンが転がっています。強力にトゲトゲなので絶対に触ってはいけません。ジーンズやトレイルシューズも簡単に貫通してきます
現地に着いたのは朝4時ごろ。日の出1時間前、朝5時30分の気温はマイナス9度!完全防寒で訪れてよかったと心底思いました。手袋をしていても指先が冷えます。

4時ごろ到着した時の星空
6時20分、Cholla Cactus Gardenで最初の一枚。西側の空がだんだん明るくなってきました。周囲には無数のサボテンが生えています。

6:20、Cholla Cactus Gardenで最初のショット

綺麗な朝焼け
面白いことに、日が昇ってくる方角とは反対側の山肌が、朝焼けの光を浴びて不思議な赤色に染まっていました。

日が昇る反対側の山が、光を浴びて不思議な色に染まっていました
綺麗な日の出。西側に遮るものは何もなく、遠くの山から日が昇ってくる様子をしっかりと見ることができました。時刻は7時04分、2016年の初日の出です。

7:04、2016年の初日の出
朝日を浴びるサボテンたちも、また格別の表情を見せてくれました。

朝日を浴びるサボテン

満足してCholla Cactus Gardenを後にしました
Teddy Bear Cholla
ここには「Teddy Bear Cholla」というサボテンが群生しています。遠目に見ると、確かにテディベアのぬいぐるみのようにホワホワとして柔らかそうなのですが、実際は硬いし、痛いです。棘は鬼のように鋭いので、絶対に触らないようにしましょう。

モコモコしていてかわいいですが、棘は鬼のように鋭いです
帰り道には、Arch Rockにも立ち寄りました。あわせてどうぞ。
後日、明るい時間帯にも再訪
同じ年の5月、今度は明るい時間帯に改めて訪れました。道路脇まで一帯がこのモコモコとしたサボテンに囲まれており、まるで別世界のような光景が広がっています。

Cholla Cactus Gardenの全景

道路脇まで一帯がこのモコモコサボテンに囲まれています
まとめ
2016年新年の初日の出は絶好の天候に恵まれました。人気の高いKeys Viewを避けて、あえて遠いCholla Cactus Gardenまで足を延ばしたのも、静かな新年を迎えられた理由のひとつだったかもしれません。